素材の選定

素材の選定

お店の顔となる木の看板材料は選び方が肝心です。


設置場所、用途、書き文字(文字数、文字の大きさ)彫り文字(彫り方)により適する材とそうでない材があります材の選定は慎重に厳選することをお勧め致します


人気NO.1 欅材 (彫り・書き仕上どちらもOK)


木目の美しさで選ぶならこの素材。

特に木目が綺麗で強度があるので、大黒柱や家具などで多く使われてきました。

乾燥に時間がかかる素材で未乾燥のまま使うと、ねじれや狂いが発生しやすくいのが難点です。

逆に何十年も置きすぎると油分がなくなり強度がなくなります。


正直、欠点は腐食しだすと進行が早く、中までボソボソになってしまいます。

屋外看板の場合は庇の下や直接雨のかからない所の設置をお勧めします。


耐久性NO.1 楠木(樟)クスノキ材 (彫り・書き仕上どちらもOK)

設置場所が屋外の場合はこの素材。

縁起のいい『御神木』として樹齢1,000年以上の木も多くあります。

長寿で大きな楠木は1,000年以上のも間、落雷や防風などの天変地異に耐えてきた樹木です。

一年を通して葉を茂らせ成長する様から超越した生命力有する木と信じられ不老長寿の象徴とされてきました。

耐水性が高く、腐朽や虫害にも強い。

特に水気に強く、耐水性はぶっちゃけ欅に勝っています。

明るさNO.1 檜(ヒノキ)材 (彫り・書き仕上どちらもOK)


清潔感が求めらてるところにはこの素材。

看板としては仕上がりの色合いから清潔感が求められる飲食関係の看板に頻繁に使用されています。

乾燥性が良く狂いが少ない木材です。

材質は柔らかく軽いですが強度と耐朽性、弾力性が高い優良材といえます。

光沢のある木肌や独特の香りがあり人気の木材です。(※看板の場合、保護塗装で香りは閉じ込められますので香りません)

ヒノキ材は正に万能素材、特に節のない素材は高価で取引されています。

針葉樹の中でも、特に水気や湿気に強く劣化がゆっくりと進む素材です。


上品さNO.1 桜材 (彫り・書き仕上どちらもOK)


和洋どちらもOK。

木目が上品で木肌が滑らかで木質は適度に硬く強い素材です。

芯材は淡い赤褐色で辺材は黄白色。時間とともに淡いピンク色から赤褐色への色味の変化(経年劣化)が楽しめる素材です。淡く均一な木目から暖かい感じがし家具や床材に使われています。

看板素材としては、強度、防虫、耐水性もよく、柔らかな木目でお勧めできる素材ですが、やはり屋外看板の場合は庇の下や直接雨のかからない所の設置をお勧めします。


風格NO.1  松材


日本の木と言えばこの素材。

松の中でも松ヤニと呼ばれる天然樹脂が多く含まれているものは水気に強く耐久性も優れています。松材は強度があるので木造建築の構造材によく使われています。粘りが強く密度が高いのが特徴で屋根からの重さを支える横使いの梁や桁になどに使われています。

現在、日本産の松で看板に使えそうな幅広素材の良材はほとんど市場には出回らなく、銘木店の倉庫で見かける程度で価格も高騰しています。

私が一番好きな素材なのでお勧めしたいのですが・・・


コストNO.1 杉材 (彫り・書き仕上どちらもOK)


予算を抑えて良材に拘らなければこの素材。

日本で最も多く使われている素材で銘木も多く存在し歴史的な名建築にも多く使われてきました。

ちなみに京都の桂離宮の御殿には北山杉という銘木が使われています。

木目がまっすぐ通っていて柔らかく加工しやすいのが特徴です。用途も幅広く柱や貫などの構造材として天井や壁、床などの内装材としてまた障子や襖などの建具材としても使われます。

日本で最も多く植林されている木材で銘木ではない一般材は比較的安く手にはいる材です。

比較的柔らかい素材で傷が付きやすい素材ですが木目が綺麗で屋内はもちろん、屋外の場合でも雨や水気が直接かからない所での使用には問題なく使えます。



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自然木工房 木の看板 

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