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森林環境における癒し効果

 素材を提供する機能のうち、最近注目されているのは「癒し効果」です。

 森林内にフィトンチットという物質が発生し、リラックス効果があることは1980年代からしられています。

ドイツでは古くから森林散策と植物療法などを組合わせたクナイブ療法が国民の間に親しまれ、4年に一度、3週間の保養を行うことが法的に定められています。

 日本でも2004年には「森林セラピー研究会」が設立され、ドイツを手本とした取り組みがスタートしました。林野庁の「森林の健康と癒し効果に関する化学的実証調査」によると、健康な男女20人が都市と森林で、それぞれ運動した前後に血液を採取するなどのデータ分析を行ったところ森林で運動する方が

1 リンパ球の一つで血液中を巡回し、ガン細胞やウイルス感 染細胞を排除するというNK細胞の活性度が高まる。

2 ストレスホルモンであるコルチゾールが減少する。

3 リラックス状態になる。

ことがわかった

 長野県信濃町では、独自に「癒しの森」プログラムを開発し、既存の散策路をいくつかのコースに分け、地元観光業関係者を「森林メディカルトレーナー」として認定するなど、森林の空間利用を進める。同町を含め、2005年11月現在、全国26ヶ所が登録済みで、今後は国レベルの医学的な根拠つくりを期待する。

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